2018年3月にリニューアルオープンした岐阜かかみがはら航空宇宙博物館。
博物館といっても定番の「航空機の展示」に加え、カフェやシアタールームもあり家族みんなで楽しめる場所です。
中でも大人気なのが「シュミレーター」。
実際に飛行機を操縦しているような感覚になるフライトシュミレーターは航空宇宙博物館にいくつかあり、土日祝日や長期休暇は長い列ができるほどです。
今回はフライトシュミレーター目当てに岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に行ってきたので、その様子をレポートします。
他にも航空宇宙博物館の魅力(見どころ)、シュミレーターについて、キッズスペース、アクセス、料金、営業時間などの情報を写真とともに内容盛りだくさんでお伝えします!
目次
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館とは

国内最大級の展示面積に、国内最多となる実機の展示がされている、航空と宇宙の博物館。
この航空宇宙博物館がある各務原は航空機産業がさかんで、隣には航空自衛隊岐阜基地の敷地があります。
▼こちらの記事で詳しく解説してあります。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の外観

リニューアル前よりシンプルなブルーの外観になりました。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館内に入るまでは無料のエリアです。(カフェやミュージアムショップのエリアも入場料は必要ありません。)

屋外に展示されている実機を見学したり遊具で遊ぶのは無料なので、気軽にこのエリアに遊びにくるのもいいですね。



実機は大きく、迫力があります。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の展示(航空エリア)

館内に入ると有名なライト兄弟が作ったライトフライヤーの原寸大レプリカがあります。
その下には陸軍乙式一型偵察機の原寸大レプリカが。
各務原の航空産業はこの飛行機から始まりました。

(大人はゆっくり展示を見たかったのですが、子供はあまり興味がないのか素通りしていまいました。)
続いて大戦時の航空機エリアに。

一番の見どころは当時の姿をほぼ残しているという「飛燕」。
館内の方のお話では、修復されて現在まで残っているのは各務原に1基のみらしいです。

このエリアの天井からはゼロ戦の試作機「十二試艦上戦闘機」の実物大模型が吊り下げられていました。

十二試艦上戦闘機の下には零戦の設計者の堀越二郎さんから飛燕の設計者である土井武夫さんに宛てた手紙がてんじされています。
堀越二郎さんは宮崎駿監督のアニメ「風立ちぬ」の主人公のモデルとして描かれていますね。
このエリアには階段があり、2階に上がると途中で一休みできる休憩コーナーがあります。

自販機や各務原の周辺観光などのリーフレットが置いてあります。

各テーブルの上には飛行機模型が置いてあります。
飛行機好きな人にはこういうちょっとしたところも嬉しいですよね。
そしてこの博物館で一番広い戦後の航空機開発エリアへ。

広い体育館のようなスペースにたくさんの実機が展示されていました。
自衛隊の飛行機や航空学校の練習機もありました。
主な展示物
飛鳥、UF-XS、KAL-1、サーブサフィール、N-62、VTOL-FTB、FA200、KAT-1、T-33A、T-1B、F-104J、T-2、T2-CCV、T-3、47G3B-kH4、KHR-1、BK117、OH6J改、XOH-1(実物大模型)、T-4、シグナス、KoToNo、P-2J、US-1A、YS-11A、KV107A
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 公式
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の展示(宇宙エリア)


主な展示物:小惑星探査機「はやぶさ2」(1/1模型)、火星探査車キュリオシティ(1/1模型)、小型ソーラ電力セイル実証機「イカロス」(1/10模型)


主な展示物:国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」(1/1模型)


「きぼう」の展示近くには「超小型衛星放出ミッション」というゲームもあります。
このミッションでは、ロボットアームを操縦し、超小型衛星を放出し軌道に乗せます。
大人でもなかなか難しいようです。

「宇宙船を設計しよう」というゲームも。こちらは小学生くらいから遊べると思います。

シュミレーターを5つ体験!
楽しみ方は展示を見るだけではありません。シュミレーター体験を通して飛行機を操縦する仕組みを学べます。
現在岐阜かかみがはら航空宇宙博物館には
- 旅客機シミュレーター
- 小型ジェット機シミュレーター3機
- ヘリコプター操縦体験
の3種類のシュミレーターがあります。
一つずつご紹介します。
①旅客機シュミレーター


本当に飛行機を操縦しているかのような旅客機シュミレーター。
画面に出る三角のマークを通りながら操縦します。
飛んでいる空は各務原を中心とする岐阜県。
操作が難しく、初めての人には難しく感じられるかもしれません。
全部で5分くらいの体験です。


長い時には2時間の列ができるシュミレーターですが、平日は2~3組待ちでした。
②小型ジェット機シミュレーター

こちらはアクロバット飛行を体験できるシュミレーターです。



旅客機シュミレーターと同じく三角のマークを通ります。
途中で赤い三角では煙を出したりして…航空祭で見るアクロバット飛行のようです。
③ヘリコプター操縦体験

こちらは本物のヘリコプターに乗り、目の前のラジコンヘリを操縦するシュミレーターです。
時間や定員が決まっているので、体験したい場合は15分くらい前にシュミレータ付近にいるといいです。(開始10分前から整理券が配られます。)
<時間>
- 午後1時から午後1時40分
- 午後3時30分から午後4時10分
<定員>
各回8名
<整理券>
各回開始10分前に1階のA4エリア、ヘリコプター横で配布します。

乗り込むと結構狭いようです。

機体を水平に保つことと静止させることが難しいようです。
何回か体験されている方は上手に操作されていたので、慣れるとだんだん上手になるようですね。

わが家ではパパがシュミレーターにハマり、3つとも体験しました。他のお客さんも男性が多かったです。
スタッフの方に聞くと、シュミレーターは土日が特に混雑するので「穴場は平日」とのこと。
シュミレーターを体験してみたい人は平日の来場がおすすめです。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館のキッズルーム・授乳室

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館にはキッズルームや授乳室があります。

未就園児を連れての来場だったので、キッズルームがあると助かります。

清潔感がある授乳室も2室完備されています。
小さいお子さん連れの家族でも安心ですね。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館のカフェ

おなかが減ったら「宇宙博(そらはく)カフェ」へ。

「宇宙博(そらはく)カフェ」のメニューは飛行機や宇宙を意識したメニューが多くあります。

パンやマフィンが売っているコーナーがありました。


こちらは「大きな飛行機パン 350円」。かわいい飛行機型のコッペパンはジャムがいちごかブルーベリーから選べます。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館のミュージアムショップ

お土産用のお菓子からおもちゃ、飛燕グッズまで、飛行機好きにはたまらないミュージアムショップ。
航空自衛隊岐阜基地が舞台のアニメ「ひそねとまそたん」のグッズも販売されていました。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館のアクセス・営業時間・料金
施設名 | 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 |
住所 | 岐阜県各務原市下切町5丁目1番地 |
TEL | 058-386-8500 |
営業時間 | 平日:午前10時~午後5時(最終入館:午後4時30分) 土曜日・日曜日・祝日:午前10時~午後6時(最終入館:午後5時30分) |
開所日 | 毎月第一火曜日、年末年始(12月28日~1月2日) |
駐車場 | 無料駐車場あり(約550台 バス12台) |
<入館料>
券種 | 大人 | 60歳以上・高校生 | 中学生以下 |
個人 | 800円 | 500円 | 無料 |
団体 | 700円 | 400円 | 無料 |
年間パスポート | 2,000円 | 1,300円 | 無料 |
<公共交通機関>
名鉄各務原線「各務原市役所前駅」下車、ふれあいバス(5)稲羽線・(7)川島線(ともに平日・休日あり)「各務原市役所前駅」停留所で乗車、「航空宇宙博物館」停留所で下車。
<自動車>
東海北陸自動車道岐阜各務原インターチェンジから約7キロメートル。
まとめ

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館はリニューアルされて見どころが増え、年代問わず楽しめる施設になりました。
特にシュミレーターは大人も夢中になる楽しさなので、ぜひ体験してみてくださいね。
その際は「平日」がおすすめですよ。